寒い冬に別れを告げ、いよいよ春になってきました。プロ野球も開幕となり、あちこちの広場で運動している人の姿も多くなりました。
子供も大人も老人も楽しそうに動きまわっているのですが、ちょいと気になることがあります。
多くの歴史を重ねてきた人達を遠隔で調べてみると、筋肉はそれなりにケアしているようですが、骨のケアが足りていない人が多いように見受けられます。
筋肉は、酷使すると痛みを感じやすいのでマッサージやストレッチなどでケアしやすいのですが、老化した骨まではなかなか面倒がみきれない。
食事やサプリメントでカルシウムを補充して骨密度を上げても、骨自体の柔軟性は上がらないので骨折しやすくなります。
そこで、骨の柔軟性、いわゆる「骨のしなやかさ」を上げたい、という場合に使えそうな技をご紹介させていただきます。
右の大腿骨で実験します。
1.右の大腿骨を意識しながら、その大腿骨の「骨密度(というエネルギー)」を引っ張り出して大きさや濃さを調べておきます。
次に「しなやかさ」を引っ張り出し大きさや濃さを調べます。
これを基準にしていきます。
2.同じように、自分が20才の時の右の大腿骨も調べておきます。
3.①と②の骨密度やしなやかさの差が少なければ、骨の劣化は少ないと考えてください。
4.①と②の差が大きかった人は、次の実習を試してみてください。
5.右の大腿骨を引っ張り出して、その骨を伸ばしたり縮めたり左右にひねったり曲げたり、十分にほぐしてから自分に戻します。
6.もう一度大腿骨の「骨密度」と「しなやかさ」を調べ、20才の時の状態に近づいていれば成功です。
骨はおおよそ200個近くありますので、全部の骨をしなやかにするのは大変です。
その場合は「全部の骨」と指定して大きなお団子のようにして取り出し、それを平らにしたり、棒状にしたり、グニュグニュと曲げたりねじったりを繰り返して自分に戻してください。
上手くすると全身の骨の骨密度が上がり、しなやかさも増してきます。